ホームページが必要な理由
- gainadesign11
- 2024年12月18日
- 読了時間: 11分
更新日:2024年12月19日

Section1 ホームページの公開と活用が重要な理由

iPhoneやAndroidなどのスマホの保有状況は2024年現在、90%を超えています。
10年前と比べても私たちの生活は大きく変わりました。ウェブは勤務中、通勤途中、そして外出先でニュースやコミュニケーションなど情報を取得する手段として、また企業にとっても自社社員や取引先、求職者に向けてWebサイトやSNS、クラウドが低コストな情報ツールとして欠かせないものになりました。
このページでは、多くの人がスマホを保有している今、企業ホームページを公開すること、活用することの重要な理由について様々な角度から説明します。今現在、企業サイトを所有していない、放置状態の企業様は特に大切な話ですので最後まで読んでいただけると幸いです。
Section2 スマホの普及で大きく変わった社会

スマホ、タブレット端末のめざましい普及によって、ウェブ対応は普段の仕事に欠かせないものになりました。
訪問営業する会社や新規取引の会社を調べる際、就職活動中に調べる時、新しい顧客を開拓するとき、会合・会議の場所を調べるとき等、様々な場面でスマホを使って情報収集をしています。
特に若い年代になればなるほどその傾向は顕著で、わざわざ
会社のパソコンを立ち上げなくても、取引先の業務内容やアクセスを調べたり、商品やサービスの特徴を比較したりできるので、すべてにおいて物事のスピードが速くなっています。
スマホが普及してからの変化を大まかにまとめると
いつでもどこでもWebサイトが観れる(アクセス機会の増大)
老若男女問わず誰でもWebに繋がっている(閲覧者数の増大)
PC版サイトを見たことが無い人も多い(優先デバイスの変化)
友人知人との情報共有が早い(コンテンツの重要性)
良いことも悪いことも早く広まる(メリットもデメリットも増大)
低コストで情報発信ができるようになった(コストの低減)
企業はスマホ対応サイトが必要になった(複雑化)
それにあわせて企業のホームページの作り方も少しづつ変わってきています。以前ならパソコンの大きな画面を前提としたデザインと比較的多めのコンテンツ中心でしたが、現在では優先デバイスの変化(スマホの閲覧者が多い)にともない、特にB to cの企業は【スマホで見た時にどうか】が最重要視されています。
またコンテンツも「閲覧者の増大」「アクセス機会の増大」を受けて、説明不足にならないように、より詳しく、事業活動すべてを載せるようになってきています。
Section3 ホームページの開設目的

ここで少し前のデータですが、中小企業庁が行った調査で企業の「ホームページ開設目的」結果がありますのでご紹介します。
1番多いのは「会社案内、人材募集」で約9割近くが答えています。あとは「商品や催物の紹介、宣伝」で約67%、そして「定期的な情報の提供」に続きます。
やはりオーソドックスに「会社案内」として使っている企業が多くなっていて、紙パンフレットの会社案内も需要はありますが、まずは低コストで更新の簡単なWebに大きくシフトしていることがわかります。
1位 会社案内・人材募集 | 93.7% |
2位 商品や催物の紹介・宣伝 | 67.1% |
3位 定期的な情報の提供 | 46.9% |
4位 申し込みや届け出の受付 | 16.6% |
5位 電子公告・決算公告 | 11.3% |
6位 消費者の評価・意見の収集 | 9.4% |
7位 その他 | 2.5% |
8位 無回答 | 0.4% |

Section4 ホームページが重要な理由

それでは次に、ホームページを保有すること、公開することの重要な理由、開設することのメリットについて説明します。
1:社会的な信用が高まる
これは自身が逆の立場(その企業を調べる側)だとよくわかるのですが、その企業から新規の問い合わせや発注があったときにまずどんな会社か調べると思います。その時にいくら調べても、その企業が出てこないと「取引を始めて良いのか、発注しても良いのか」少し不安になってしまいます。いまは各社マップ(地図)サービスや法人番号データを使った企業リストページもありますので、検索結果がまったくゼロというのはあまりありませんが
それでも情報が極端に少ないと参ってしまします。
同様に、銀行や公庫などの金融機関から融資を受けようとする時、行政になんらかの助成金を申請するとき、ビルにオフィスを借りようとする時に先方の担当者はまず会社のホームページをチェックします。その時に企業のホームページがないと追加の資料が必要になったり、金融機関によっては減点の対象になり融資を受けれない場合すらあります。
法人は法律により人間と同じ権利義務を認められた組織であって、世の中の様々な取引(ビジネスに限らず)は人と人の信用で成り立っています。企業として「社会的な信用度を高める努力をする」ことは大事なことです。
2:受注や来店が増える
ホームページを公開していると、新規のお客様からの問い合わせや来店が増えます。例えば下請けをメインでやっている少人数の工務店であれば、ホームページを見て近所のファミリーから問い合わせが来ることもよくあります。
もちろん作ったからと言ってすべての企業が増大するわけではなく、その企業が持つ競争力、サービス力などにもよりますが、少なくともホームページがあるのと無いのでは全く違います。販売手段が増えるわけなので、ホームページを公開したことで受注や来店が減るということはありえません。
そもそもビジネスで最も重要なことは「継続的な利益をあげること」です。いくら「ウチは固定客のみで成り立っているから充分」といっても、年数が経つごとに固定客は個人であれば少しづつ亡くなっていきますし、法人であれば代替わりで経営者が替わって取引が消滅することはよくあります。またコロナのような想像もしない事態が起こると、そもそもの固定客の姿はあっという間に消えてしまいます。
売上が減ったら廃業でOK、という企業なら別ですが、新規の問い合わせや来店を少しづつでもいいので増やしていくことを意識して、そのための方法のひとつとして「販売手段を増やしておくこと」はとても重要です。
3:世の中に正しい情報を届けられる
スマホが普及して個人個人がX(旧Twitter)やインスタグラムなどのSNSで自由に情報発信ができるようになっている今、時としてその企業の意図することと異なる情報が広まってしまうことがあります。口コミや噂、評判などです。そこまでいかなくても取引先の間でささやかれている自社に関する情報も同様です。人間というのは噂話が好きなもので困ってしまいますね。
広まった情報に対して一人ひとりに説明をして回るのは不可能ですが、自社のホームページを公開していればそれらの意図せぬ情報に対して、すぐに自社の説明や見解を公式情報のお知らせとしてアップすることが可能になります。自社でも同じSNSを使って対応するケースもありますが、時間の経過とともに流れていってしまいあまり得策ではありません。それよりも「公式ホームページをご覧ください」の方が効果的です。
そこまでの話はしなくても、企業として自社の正しい情報を世の中に届けていくことはとても大事なことです。
現在の取り扱い品目やサービスは何なのか、どのサービスを扱っていてどのサービスを扱っていないのか、営業時間は何時から何時なのか、お客様や見込み客がわざわざ問い合わせするほどではないが早く知りたい情報を正しく届けることができます。結果的にお客様は無駄な時間を取られずにすむわけです。
4:顧客や求職者、取引先への対応手段
ホームページを保有していると、取引中の顧客に対して特別なサービスをおこなったり、求職者向けのページを設けえ受付をおこなったりすることが簡単になります。楽天のポイント制度やマイページの契約内容情報などはその最たるものです。
これは大手企業だけの話ではなく、従来はプラスチックカードやスタンプカードなどで行っていた顧客サービス、年に1回郵送でおこなっていたセール招待状、展示会への案内、自社の協力会(取引先が集まった組織)への情報発信なども自社ホームページを使って効果的に進めることができます。
5:ビジネス用メールの使用が可能
ビジネス用メールとは自社所有のドメインを用いたメールアドレスの事です。
これは厳密にいえば、企業ホームページの重要性とは異なりますが、一般的にホームページを開設する際には、ドメインを取得して、サーバーを借りることになりますので、セットでメールサーバーもついてることが大半です。つまり開設と同時にスタッフはビジネス用メールが使えるようになります。
Gmailなどのフリーメール、OCNなどプロバイダーが提供するメールでも相手とのやりとり事足りますが、対外的な信用であったり、個人と法人を明確に分けたりする意味でもメリットがあります。
ざっとホームページを持つことの重要な点を挙げてみました。これらをみても特にコロナ禍以降は企業ホームページの重要性が高まっています。
Section5 自社のURLを持つことの強み

人と人とが何らかの情報を共有・推奨する場合に、一番早くて便利なのは「ホームページURL」です。URLとは https://www.gaina.jp/ などホームページの住所にあたるものです。
昨日観たテレビの内容がいくら良かったとしても、録画でもしていない限りそれを人に紹介することは困難で、雑誌や新聞記事を他の人に読んでもらうには会って手渡すかスキャンして添付で送る必要があります。パンフレットなどの写真がポイントとなる紙媒体の場合はもっと厄介です。
しかしホームページ(Webサイト)に載ってる情報であれば、紹介したいときにスマホの「共有する」ボタンを押して、知人にURLをメールやLINEで送るだけで、情報の共有ができます。文字ボリュームがいくら多くても手間は同じです。
皆さんも会合の案内もメールやLINEでもらうことがあると思います。その時にお店の地図のURLがあればワンクリックするだけで、お店のアクセス場所や雰囲気、メニュー、料金を簡単に把握することが可能で、当日道に迷ってもURLをクリックするだけで地図が立ち上がるので便利です。
それは企業においても同様で、例えば資材購入の稟議資料を作成する場合、最後に補足として資材メーカーのURLを載せておくことで「商品に関する正しい情報はこちら」の意味を持たせることができます。購入資材のスペックを事細かに書かなくても済むわけです。結果的に資料制作側(部下)も決済側(上司)もお互いに話が早くなります。
むしろホームページがないと上司から「この商品は本当に大丈夫なのか」と要らぬ疑問を持たれたり、決済判断しづらくなる可能性もあるのです。
ホームページを持つ、公開することでネット上での自社独自の住所を持てることは重要なポイントです。
Section6 ホームページの情報を基に可否判断されていく

このように、私たちは他人に情報を教える時、教えてもらうとき、相手に理解してもらいたいとき、上司を説得するとき、嬉しいこと、楽しいことを伝える時、生活の様々なシーンで気づかないうちにWebサイト、ホームページの情報を活用しています。SNS上でもホームページURLを参考にして、ものごとの可否、善悪、有無を判断するようになっているのです。
だからこそ、好感度の高いうぇbサイトランキング上位の常連である「ヤマト運輸」「サントリー」「キッコーマン」も相当な時間と労力をホームページに費やして情報を発信しているのでしょう。
テレビCMの最後によく「詳しくはWebで」と出てくるのもそうです。「短いCMでは商品の良さを伝えきれない、だから詳しく書いてある自社ホームページを見て欲しい」と、購入の是非をホームページに託しているわけです。最後の一押しの役割をホームページに担わせているのです。
スマホの普及後の世界では企業のビジネスの進め方も大きく変わってきました。
自社の「企業公式ホームページ」を中核として、サービス別、商品別の紹介ホームページ、求人専用のホームページ、広告宣伝の入り口となるランディングページ(LP)、商品をオンラインで販売するECサイトを張り巡らせ、その伝達手段として速報性、相互共有性と相互関連性の高いX(旧Twitter)やフェイスブック、LINE、InstagramなどのSNSやメールマガジンを活用しています。
まとめ 自社の情報を世の中に発信していくことは企業の義務

どの企業にも当然のことながらお客様が存在します。すべての取引先が自社のことを理解してくれているとは限りません。ましてや取引のない会社は自社のことをほとんど知らないでしょう。
またお客様以外にもあなたの会社の事を知りたがっている人は多いものです。仕入先、発注先、従業員、従業員の両親・兄弟・子ども・親族、ライバル会社、株主、将来御社で働きたいと思っている人たち、これから御社の商品やサービスを購入しようと思っている方々・・。
社会の公器である企業はそれら多くの人々(ステークホルダー)に対して、正確な情報を発信していく責任があるのではないでしょうか。ホームページを通じて、自社の考えや理念、商品の詳細情報や最新の動向を丁寧に発信していく。このことが結果的にユーザーからの大きな信頼と尊敬を得るようになるのです。
24時間365日自動で対応をしてくれるホームページはとても重要なツールなのです。
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